きょうのわんこスペシャル
冬ものがたり
ロビンちゃん メス 8才
(キャバリア・キングチャールズ・スパニエル)
暖冬と言われている今年の冬も雪に覆われている北の大地、北海道。
連日降り続く雪の中、北国ならではの冬のひとときを楽しむわんこ達に会いに行きました。
眼下に石狩湾を臨む小高い丘の上に建つ一軒家。
ここで2匹のわんこが暮らしています。
左が先輩わんこの「カレン」。
そして、右が「ロビン」です。
「ロビン」は生後2ヶ月の時に先輩「カレン」の妹としてこの家にやって来たわんこ。
普段は「カレン」と一緒にのんびりと暮らしていますが、雪が降るこの季節になるとロビンは変ぼうします。
それは、ご主人が家の前の雪かきを終えてからやってくれる限定のあることをする時…。
ご主人とロビンが立っているのは高さおよそ8メートルの雪の急斜面の上。
そして…
「ロビン」は雪の斜面を駆け降り、遊び道具を探しに行くのが大好きなんです。
急斜面の下は雪下ろしをした雪を集めておく場所。
およそ60度もあるこの斜面は冬の間「ロビン」専用のゲレンデも同然。
誰にも邪魔されることなく思いっきり走れる場所なんです。
しばらくすると「ロビン」の体には玉になった雪が…。
でも、今年は暖冬で例年ほどではないので何時間でも遊んでいられるんです。
今年の冬も元気一杯の「ロビン」なのでした。
テツくん オス 10才
( 雑種)
所変わって、こちらは流氷が流れ着くオホーツク海に程近い北海道・佐呂間町。
この民宿の隣にある家で暮らしている一匹のわんこ。
これが「テツ」です。
これまではお母さんわんこの「コハル」と一緒に暮らしていましたが、その「コハル」が去年の秋に15才で亡くなり、ひとり残された「テツ」。
そんな「テツ」のご主人は民宿を経営するご夫婦。
前のご主人のあとを引き継いで、この民宿を切り盛りすることになったのはテツが5才の時でした。
旦那さん「先代のオーナーも20年というきりで辞めるつもりだったらしいので、じゃあ、ここをどうだっていう話でここを譲って頂いて、『コハル』という『テツ』の母親がいたんですけれども、2匹も良かったら面倒を見てやってくれって言われて」
奥さん「一週間くらいはもとの飼い主を探していたりとか、かなり不安感を感じだったんですけれども、一ヶ月ぐらいで慣れてくれて」
そんなテツは冬ならではの散歩を楽しむわんこなんです。
一面が凍結したサロマ湖。
周囲およそ87キロの、凍ったサロマ湖の上をお客さんたちと一緒に歩くのが「テツ」お気に入りの冬限定の散歩コース。
夏の湖とはまったく違う特別な景色が眺められるのも冬ならではの楽しみです。
お客さん達の案内がいち段落すると…
「テツ」はご主人と一緒にスノーモービルに乗って凍った湖をドライブ。
遅い春が訪れるまでは一面の銀世界を満喫する「テツ」。
今年の冬も北の大地で暮らすわんこ達は冬限定の暮らしを心から楽しんでいるのでした。