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日本列島を南から北へと春の訪れを告げる桜。
そんな桜の季節を特別な想いを込めて迎えたわんこ達に会いに行きました。 |
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最初にやって来たのは、東京の静かな住宅地、世田谷区・上祖師谷。
ご主人「はい、行こう、いい天気だね」
散歩に出てきたのが、「愛薇」です。 |
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| 茨城県で保護された捨て犬でしたが、飼い主探しのボランティアの人たちを通じて生後2ヶ月程の時に今のご主人のもとにやって来ました。 |
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そんな「愛薇」のお気に入りの散歩コースが、この小さな川沿いの桜並木。
ご主人「ほら、こっちもきれいだ桜、ねぇ、見てごらん、いっぱい咲いたね、今年もね」 |
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毎年ここで満開の桜を眺めるのが「愛薇」の楽しみなんです。
ご主人「ほら、桜が咲いてるじゃん、ほら、きれいだね」
青い空を覆い隠す桜の花にしばし目を奪われる「愛薇」。 |
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ご主人「ほら、桜が舞ってるよ、ほら、じゃあ、今年もここで撮影しようか、ね、写真撮ろう」
実は、「愛薇」は子犬の頃から毎年、満開の桜の木の下で記念写真を撮り続けているわんこ。
ポーズは決まってこの後ろ姿。
ご主人「撮るよ〜」 |
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毎年同じようで微妙に違う後ろ姿。
今年も満開の桜と共に思い出を撮り続けている「愛薇」なのでした。
ご主人「チーズ!」 |
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桜ちゃん メス 8才3ヶ月
( フラットコーテッド・レトリーバー) |
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所変わって、こちらは神奈川県相模原市。
この街のとあるお宅で暮らしているのが、その名も「桜」という名前のわんこです。 |
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桜が満開の日にやってきたわんこで、ご主人一家はその日を忘れないようにと、「桜」という名前を付けたんです。そんな「桜」は今、ガンと闘っています。
ご主人インタビュー
「昨年の2月に鼻の横の所が腫れたんですね、先生が触ったらちょっと硬いので『これが多分腫瘍です』っていうのをもう検査の前に言われたので…」 |
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昨年のちょうど今頃、桜が満開の日にガンの摘出手術をしましたが、秋に再発。
獣医さんからは今年いっぱい持つかどうかと言われています。
ご主人インタビュー
「もう本当に家族です、桜にはずっと縁がある子なんですね、もう今年が最後の桜になるのかなぁって思って、みんなで見に行こうって決めてあるんです」 |
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ご主人「すごいね、桜の絨毯になってるよ」
今は大好きなご主人一家と過ごす一日一日を大切に生きている「桜」。 |
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ご主人「今年も見られたね、去年は手術の後で見て…」
そんな「桜」の瞳に映るのは冬の寒さを乗り越え、満開の時を迎えた桜。 |
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| 来年もこうやって、みんなと一緒に桜が眺められることを願いながら、今を懸命に生きている「桜」なのでした。 |
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みるくちゃん メス 13才1ヶ月
(ラブラドール・レトリーバー) |
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そして、最後に訪れたのは長野県の山あいの町。
この時期になると決まって、車に乗ってある場所へと向かう一匹のわんこがいます。
彼女の名前は「みるく」。
誰よりも桜が咲くこの季節を楽しみにしているわんこです。 |
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| やって来た所は「さくらの名所百選」にも選ばれている「高遠城趾公園」。 |
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| 1500本ものコヒガンザクラが咲き乱れる桜の名所で今年も県内外からやって来た大勢の花見客で大賑い。 |
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「みるく」もお花見シーズンになると必ずこの公園にやって来るわんこ。
「お花見をするわんこ」として観光客の間でもなかなかの人気者です。
花見客「すいませんね」
でも、実は、「みるく」の本当の目的は満開の桜ではないんです。 |
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ご主人を急かせ、やって来た所は公園の中にある売店。
ご主人「今年も来ました、ソフトを一本お願いします」
売店のおねえさん「はい、ありがとうございます」
お目当ては、コレ!
売店のおねえさん「みるく、今年も来たの、みるく、いらっしゃ〜い」
ご主人「はい、ありがとうございます」
ご主人もビックリのこの食べ方。 |
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ご主人「(笑)早っ、美味しかった?」
今年も花より団子、ならぬ大好きなソフトクリームを食べて桜の咲く公園を後にする「みるく」なのでした。 |
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