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愛知県豊橋市。
この街の線路脇に建つとあるお宅で2匹のわんこが暮らしています。
9才の「ラブ」と、5才の後輩わんこ「大地」。 |
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先輩の「ラブ」は、生後3ヶ月の時にやって来たわんこ。
女の子を頼んでいたはずが、来てみたら男の子…
でも、名前は女の子だと思って家族みんなで考えていた「ラブ」に決まりました。 |
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そのラブが4才の時にやって来たのが、「大地」。
2匹はすぐに仲良くなり、今では本当の兄弟も同然の間柄です。 |
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幼い頃から何をするのも、どこへ行くのも、いつもご主人一家と一緒の2匹。 |
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そんな2匹が暮らすこの街は夏ともなれば36度もの厚さの中、アスファルト舗装路を歩かざる得ない住宅密集地。
わんこたちにとって決して暮らしやすい場所ではありません。
そこで、ご主人達は大切な家族である2匹が思いっきり走り回れるようにと、今から4年前に、わんこと暮らしていなかったら考えもしなかったであろう、ある一大決心をしたんです。 |
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ご主人「リードはもう絶対にはずすことは出来ないんで、犬にとってただの散歩、遊べるっていう場所ではないと思うんです、ですから、犬の方が寿命が短いんで、一緒にいる期間だけは家族同然、まぁ、家族以上ですけれども、一日でも長生きして欲しい」
奥さん「家族というより、家の宝、家宝かなって、子供とよく言うんですけれども、ここにいれば日がな一日こんな感じなんで、向こうは、表情とか目の輝きとかは全然違いますね」 |
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2匹の目の輝きが変わる場所とは一体どこなのか?
ご主人「はい、行くよ、行くよ」
早速、わんこスタッフは、その場所へと向かう2匹について行ってみることにしました。
ご主人「ラブ、大地、行くでぇ〜」
愛知県豊橋市の自宅から車を走らせることおよそ2時間。
向かった先は長野県の南に位置する阿南町。 |
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なんと、ご主人はこの町の標高1050メートルの山の土地、540坪を「ラブ」と「大地」2匹のために買ったんです。
買った当初は、まったく手入れされていない荒れ放題の山でしたが、およそ4年かけて整地。
その後も週末ごとに山に通い、作業を続けるご主人達の様子を2匹はいつもそばで見守ってきました。
ご主人「はい、到着だよ」
ラブと大地の2匹にとっては夢のような場所。 |
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アスファルトの照り返しにグッタリしていた2匹も、ここに来ると生き返ったかのように元気に山を駆け上がります。
勿論、ここならリードをつける必要もありません。 |
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そんな2匹には、実はお目当てにしている物があるんです。それがコレ、そう、野いちご。
ご主人「はい、いちご」
街では絶対に味わうことの出来ない山の恵みです。
ご主人「はい、どうぞ、おーし、うまい、うまい」 |
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そしてもうひとつ、2匹が山に通うようになってから思いっきり楽しめるようになったことがあるんです。 |
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それは、水遊び。
夏の間は、ログハウスから程近いこの川で水遊びを楽しんでいるんです。 |
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泳ぎが苦手な「ラブ」はお腹が水につく程度で十分に水遊びを満喫。 |
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一方、「大地」は見事な犬かきで泳ぎをエンジョイ。
ひんやり冷たい川で、いつものんびりと水の中の散歩を楽しんでいます。
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2匹が自由に、そしてのびのびと過ごせるようにと、山の土地を手に入れてくれたご主人。
そんなご主人達と山でのひとときが一番幸せを感じる「ラブ」と「大地」なのでした。 |
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