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今回、わんこスタッフが訪ねたのは埼玉県さいたま市のとある住宅街。
この街に、街中の人たちから慕われている一匹のわんこがいると聞き、
早速、そのわんこに会いに行くことにしました。 |
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そのわんこが暮らしていたのは商店街からほど近い場所に建つ一軒家。
庭先でくつろいでいるのが「チャチャ」です。 |
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近所の子供たちの後を付いて歩いていた飼い主不明の子犬だったチャチャが今のご主人に保護されたのは12年前の事だったんです。
以来、ごく普通のわんことして暮らしてきたチャチャが、どうして街中の誰もが知る人気者になったのか、
後日、改めて、チャチャの一日の生活を覗いてみることにしました。 |
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数日後、わんこスタッフはチャチャの撮影をするためにもう一度あのお宅にお邪魔しました。
ちょうどご主人が朝食を終えてそろそろ仕事に出かける時間。
ご主人「チャチャ、いってくるぞ」
チャチャは必ずご主人を玄関先まで見送ります
ご主人「はい、お留守番頼むぞ」
ご主人を仕事へと
送り出すと、庭先に戻ってウトウト・・・ |
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ご主人の話によると、チャチャは天気のいい日は一日中、庭先のデッキでのんびりくつろいでいるとの事。
そして、午後・・・
奥さん「チャチャ、お母さん、お買い物に行ってくるからお留守番頼むね」
今度は奥さんが買い物に出かけて家にいるのはチャチャだけ。 |
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すると、チャチャはくつろぐどころか大急ぎで家の裏手にあるガレージへ。
そして・・・。
なんと、チャチャは門の隙間に身体を押し込んで、あっという間に家から出て行ってしまいました。 |
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チャチャが脇目も振らずにやって来たのは家のすぐ近くにあるラーメン屋さん。
ラーメン屋のおじさん「おぅ、チャチャ、今日も来たの、ほら、美味しいでしょ、街の人気者だからねぇ、チャチャは」
大好きなチャーシューをもらうとチャチャはそのままラーメン屋さんの店先に座り込んで、しばし看板犬に。 |
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通りすがりのおねいさん「かわいい」
通りすがりのおばさん「チャチャは大人しいから、じっとしてるもんね」
驚いたことに、街の人たちによるとチャチャはこの界隈をいつも自由に移動しながら過ごしているということ。
庭先でくつろいでいると言うご主人の話とはだいぶ違います。
通りすがりの男の子「かわいい、超かわいい」 |
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そのせいか、チャチャは誰もが名前を知っている街の人気者。
街の人「ペロペロって」
行く先々で声を掛けられます。
夕方家に戻って来ると、チャチャはガレージ側ではなく表玄関の前へ。すると・・・。
お向かい自転車屋さんのおじさん「チャチャ、おうちに入るか」 |
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なんと、自分の家なのに向かいの自転車屋さんのご主人に門を開けてもらって中に入りました。
そして、何事もなかったかのようにひと休み。
奥さん「チャチャ、はい、ただいま〜、はい、お留守番ありがとう」
この時はまだご主人と奥さんはまさかチャチャが家の外に出ているなんて思ってもいません。 |
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ご主人「じゃあ、行ってくるね」
奥さん「はい、いってらっしゃい」
ご主人「はい、行ってきます」
今日は早めに帰宅したご主人が晩ご飯も食べずに外出。
と、それを見たチャチャはまた大急ぎでガレージの門の隙間に体を突っ込み・・・再び家の外へ。 |
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そして、今度やって来た所は近くの商店街にある居酒屋さん。
以前、散歩の途中に何度かご主人と立ち寄ったことがあるお店です。
居酒屋のご主人「おぅ、なんだ、チャチャ、もう少しでねお父さん来るから待ってな」 |
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先回りをしてお店に来ているチャチャに後からやってきたご主人はビックリ!
ご主人「どうしたのお前は、脱走しちゃって、これ、ダメじゃないか、何でここに来たの?」 |
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チャチャの脱走に驚いているのは実はご主人だけ。
居酒屋のご主人「はい、焼き鳥だよ、焼き鳥」
街の人たちはひとり町中を歩くチャチャのことをいつも温かく見守ってくれているんです。
ご主人「チャチャ、帰ろうか、ね、何かヒモない?」
居酒屋のご主人「これでいいかな」
リードの代わりにヒモを付けて帰るチャチャ。
ご主人「お騒がせしました〜」
居酒屋のご主人「じゃあな、チャチャ、またな」 |
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街の人たちから「またおいでね」と言われる度にこっそりと家を抜け出しみんなに会いに行っていたチャチャ。
ご主人「脱走しちゃダメなんだよ、お前、ね、ちゃんとね、脱走しちゃいけないっていうルールがあるんだから、いいね、もう二度とこんな事しちゃいけないよ」 |
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これからはルールを守って、ご主人と一緒に街のみんなに会いに行こうと思うチャチャなのでした。 |
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