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大空へ羽ばたく鳥のように一度は飛んでみたい。今回はそんな夢を叶えた一匹のわんこに会いに行きました。
向かった先は東京から飛行機で約2時間半の沖縄県。そのわんこは、沖縄の海岸沿い、中城村(なかぐすくそん)のとあるお宅で暮らしています。名前は「チャコ」 |
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チャコの一日は、毎朝8時過ぎに、仕事へ出かけるご主人を見送ることから始まります。
ご主人:「じゃあ、チャコ、後でおいでね、バイバイ」 |
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そして、家事を済ませた奥さんと一緒に家のすぐ近くにある海岸へ。
水平線を横目で見ながら、海沿いを歩くのがチャコの毎日の散歩コースです。 |
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やって来た所はとある事務所。
奥さん:「頑張ろうね今日も」「はーい」
実は、ここは一足先に出かけたご主人が開催しているパラグライダー・スクール。
チャコは生後4ヶ月の時に海沿いのペンションでフライト後ひと休みしていたご主人と出会い、今の家にやって来たんです。 |
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平日は本土からやってくる観光客たち。そして週末になると…
地元のパラグライダー仲間たちが集まってきます。
生徒のおじさん:「今日はいい風が吹いてるよ、行こうね」 |
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まずは、、気象状況をチェックしながら入念に打ち合わせ。
ご主人:「コンデションが良ければですね、チャコも飛ばしてみたいなと思うんですけれども、その時はサポート、よろしくお願いします」
パラグライダー仲間たち:「よろしくお願いします」「チャコ、楽しもうね」 |
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実は、チャコも大空をこよなく愛するパラグライダー仲間の一員。
早速、車に乗り込み、中城村から北へおよそ1時間半のい所にある名護市嘉陽(かよう)の海岸沿いへと向かいます。 |
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緩やかな南東の風。気温20度。風速5メートル。今日は絶好のパラグライダー日和。
ご主人:「チャコ、いい風だよ」 |
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およそ90メートルの丘の上から沖縄の海を見下ろすこのエリアはパラグライダーを愛する人たちの間では有名な人気ポイント。
今日も色とりどりのパラグライダーが穏やかな風に乗り、次々と大空へと飛び立っていきます。
子犬の頃は海岸から空を見上げてみんなが舞い降りてくるのをただ待っているだけだったチャコ |
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ご主人:「チャコ〜、いい風だね、今日は最高よ、はい、よしよし」
それが今では…
パラグライダー仲間:「チャコ、君も飛んだら?」
そう見てるだけではないんです。
奥さん:「今度はチャコの番よど、行こう、行こう、はい、行こう、行こう」 |
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チャコは去年の秋に生まれて初めてパラグライダーでのフライトを経験。初めは気分が悪くなってしまいましたが、その後も自分から専用のフライト・バッグに入って再度チャレンジ。
ご主人:「はい、チャコ、お座りして」
奥さん:「チャコ、一緒に飛ぼうね」
すっかりパラグライダーの虜になってしまったんです。 |
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奥さん:「いい風だよ」
今日は奥さんとここ嘉陽での初フライトにいよいよ挑戦です!
眼下に広がるのはまさにマリンブルーの沖縄の海。
奥さん:「チャコ、気持ちいい?」
優しい風に身を任せ、海と空の間を漂う空中散歩。地上から見上げる空とは大違いです。
奥さん:「いい風だね」 |
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およそ10分のフライトを満喫して無事着陸。
ご主人:「チャコ、はい、お帰り〜」
奥さん:「ただいま〜」
ご主人:「チャコ、どうだった?」
奥さん:「楽しかった〜おもちろかったね」
ご主人:「楽しかった?」
鳥のように大空を飛ぶ楽しさを知ったチャコ。いつの日か、水平線の彼方まで飛んで行ってみたいチャコなのでした。 |
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