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一夜明け、今日は登山には申し分のない天気。
晴れ渡った空のもと、いよいよ「編笠山」の山頂を目指して出発です。
柔らかい落ち葉を踏みしめながら、木漏れ日の美しい林を抜けると、早速、急な登りに。
タロウは登りやすいルートを慎重に選びながら進んで行きます。
途中、紅葉の美しさ思わず足を止めるタロウ。 ご主人「おいで 休憩やで、おいで」 |
そんなタロウは、最近、ご主人と一緒に登山道のゴミ拾いを始めました。 奥さん 「タロウ、ゴミ持ってな、よし、ゴミ持って帰ろう、よし、はい」 自分で出したゴミはもちろん、途中で見つけたゴミも拾って持ち帰ります。 奥さん 「タロウ、持ってな、これも一緒にゴミ持って」 山を愛するがゆえのささやかな努力です。 |
ご主人 「ジャンプ!よし、よし」 そして、大きな岩が立ちはだかる急勾配を登ると… 奥さん 「タロウ、見てみ、富士山が見えてる」 ご主人 「この間、登った所、ほら」 奥さん 「この間、登った所やん、あそこ、見えてる?」 ご主人と一緒にタロウが生まれて初めて登った、あの富士山です。 奥さん 「もしかして、北アルプスも見えるのか?」 |
さらに足場の悪い急斜面を登ると、急に視界が開けました。そう、ここが山頂。 およそ3時間かけて標高2524メートルの山頂に無事、到着です! |
山頂で味わう、何にも代え難いこの達成感。 奥さん 「タロウ、撮るよ、いい?待ってよ」 この世に山がある限り、これからも家族で一緒に登り続けようと思うタロウなのでした。 |