学院長　「感謝状、ランラン殿、お茶目で人なつっこく、かわいい人気者のあなたは献身的な貢献をされました」 この学校ではわんこの精神的なストレスを考えて、実習に貢献したわんこは２年で卒業することになっています。 生徒　「良かったな、頑張ったな」 学院長　「感謝状、リンリン殿」 姉妹のリンリンや一緒に授業を手伝っていたわんこ達、総勢４匹も今日で卒業です。 在校生からの祝辞　「今日から新しい家族のもとで元気一杯遊んだり、一杯甘えてください」

ランランはこれから、卒業生のひとり、川端さんと一緒に暮らすことになっています。 卒業生　「バイバイ、ランラン」 川端さん　「リンリン、リンリン、元気でね」 別のご主人と暮らすリンリンともここでお別れです。

そして、初めて体験する外の世界。 川端さん　「ランラン、行くよ」 生まれて初めて見る大阪の街。普通の暮らしへの第一歩です。 川端さん　「ランラン、大丈夫よ、行こっか」

一歩外に出ると、そこはこれまで嗅いだことのない臭いで一杯。 片っ端から嗅がずにはいられないランラン。真っ直ぐ歩くどころではありません。 初めて渡る横断歩道。排気ガスの臭いをこんなに近くで嗅ぐのも初めてです。 川端さん　「ランラン、行こう」

大きな役割を終えて、新たな旅立ちの時を迎えたランラン。 これまではこの世のすべてのわんこのために生きてきましたが、 これからはごく普通のわんことして生きていこうと思うランランなのでした。