きょうのわんこスペシャル

メリー

通称メリーちゃん メス 16才(雑種)
メリー 所変わって、こちらは千葉県のとある一軒家。この家の玄関に一匹のわんこがいます。通称メリー。 メリーはこの家のわんこではありません。

奥さん 「メリーちゃん、行っておいで」

ここは寝床として身を寄せているお宅。実はメリーは特定のご主人がいないわんこなんです。
メリー そんなメリーがこの町にやって来たのは今から16年も前の事。どこに行くでもなく町中をうろついているうちに、 近所の人たちから「メリー」と呼ばれ可愛がられるようになったんです。

幼稚園の保母さん 「メリー、おはよう」

近所のわんこに朝の挨拶をした後は幼稚園に行って朝ご飯。でも、これはほんの手始め。本格的な朝ご飯を貰うのはわんこを飼っている近所のお宅です。
メリー ここではドッグフードをもらいます。 特定のご主人を持たずに16年間生きてこられたのもこんな町の人たちのおかげ。 そして最後に寄るのがこのお宅。

おばさん 「おはよ」

朝ご飯が済むと、今度は昼寝場所へ向かいます。
メリー おばさん 「はい、バイバイ」

自由気ままに暮らしているメリー。そんなメリーが人の優しさを身にしみて感じたのは去年のこと。 脚にできた腫瘍の手術費を、町の人たちが出してくれたんです。 この地域の人たちにとってメリーは特別なわんこ。近所づきあいの輪を広げてくれたかけがえのないわんこなんです。 ひと眠りした後はラーメン屋さんへ行くのがメリーの日課。 ここでちょっと早い晩ご飯をもらうんです。
メリー ラーメン屋さんのおばさん 「メリー、またね、バイバイ」

帰り道は、大好きな子供たちが通る通学路を選んで歩いているメリー。 そして、暗くなる前には寝床のあるお宅に戻ってきます。

(吠えるメリー)
おばあちゃん 「メリーちゃん、お帰り」


特定のご主人はいなくても、町の人たちの優しさに幸せを感じるメリーなのでした。
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