ずっと逢いたかった。
-インタビュー-

■松本幸四郎
・本当の夢を見るのはこれから

『ラマンチャの男』を36年間、1000回やってきた区切りとして、先日スペイン旅行をしまして、ドンキホーテがつっこんだ風車を見に行ったんです。そこに立ったら、どんなにか感慨にふけるだろうと思っていたのですが、実際に湧き上がったのは"本当の夢を見るのはこれからだ"という気持ちだったんです。60過ぎた男がそう思えたんですよ。このドラマのラストで、村川もそう思っただろうと思うんです。翌朝、目が覚めたときには、まだまだ厳しい現実の中の自分と直面はするだろうけれど、そこで夢が見られたなら、本物ですね。

ドンキホーテにしても、この村川にしても、初老の星みたいな役で共通しているなぁと。居場所を失いつつある人々に勇気や感動を与えることができたらうれしいですね。

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