ずっと逢いたかった。
-インタビュー-

■松本幸四郎
・自分で体感した痛みこそが人生を形作る

人生というのは、水戸黄門のようにはいかない。いろんな目に遭って、いろんな経験をしていくものですよね。人間、大事なことは、そういう目に遭ったときに、その人がどういう決断をしたかということなんじゃないかと思います。自分が悔いのない決断をしてきたかどうか。村川は、リストラされ、家族との断絶を前に、彼なりの愚かな大決断をし、行動に移しました。歩き回って、出会いがあり、その都度、村川なりにいろんなことを決めてきて、とにかく目標に向かって歩き続けることができた。それによって、村川は変わっていく。"自分で"わかったんですね。人に教わったからじゃなくて、自分の身体で痛みも苦しみも感じたときに、ようやく自分の人生が始まったと、村川は実感したんじゃないでしょうかね。

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