ずっと逢いたかった。
-インタビュー-

■松本幸四郎
・郵便配達人の心…究極の"郵政ドラマ"?

このドラマの中には、60年前に戦争で引き裂かれた夫婦の物語があり、いわゆる"終戦ドラマ"かと思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、私は撮影をしていくにつれ、これは、究極の郵政ドラマなんじゃないかと思うようになりまして。

村川は、たまたま手にした60年前に書かれた手紙を、なんとしても届けたいと、名前しかわからない人を探して歩き続ける。道中、人に"あなたは探偵さんですか?"と聞かれた村川は"配達人です"と答えるんです。郵便配達には"心"がある。人の気持ちを人が手渡しでつないでいくものなんですね。手紙というのは心ときめくもの。かわいらしい封書を手にしたとき、うれしかったなぁ(笑)。そんなことを思い出して、改革する方も郵便の根本にある心を忘れないでほしい、などと思いました。

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