…八つ墓村…

■インタビュー■
田治見春代
┗りょう

□最初に台本をお読みになった時の印象は?
■本当にありそうで、リアルで、ちょっとゾッとしました。舞台が閉鎖的な村というところにも、日本独特の不気味さみたいなものを感じました。

□春代という役柄に関してはいかがですか?
■そういう閉鎖的な村の中で、世間知らず…いまの時代でいったら、きっといいところのお嬢さんみたいな感じなんでしょうけど…という感じで、控えめな女性だな、という印象を受けました。

□その春代さんを演じるにあたってポイントになったところはどこですか?
■控えめさを、逆にどこまで怪しく見せられるか、というところですね。この作品を見た方には、きっと登場人物みんなが怪しく映ると思うんですよ(笑)。でも、意図的に怪しく演じるということではなくて、その控えめなところを意識しながら出来ればいいな、と思いました。春代って、あまり話さないんですね。だから、辰弥(藤原竜也)に接するときも、絵で怪しく撮ってもらっています(笑)。表情をあまり変えないで、辰弥に近づいていったりとか、辰弥の肩に手を置いたりとか…。その置き方も、辰弥がビクッとするような置き方だったりして(笑)。だから、ちょっとした仕草や、辰弥との距離感が大事でしたね。

□衣装や髪型も印象的ですね。
■監督や衣装さんと相談して、髪形も大きめにまとめた方が、ちょっと何かありそうな感じに見えるんじゃないかと(笑)。お着物も何枚か着させていただいたんですけど、どれも色のない、地味なものばかりで…。

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