…八つ墓村…

■インタビュー■
田治見辰弥
┗藤原竜也

□演じられた辰弥は?
■本当に『八つ墓村』という物語を進めていく上で、大事な存在だと思います。演技的な部分で言うとセリフは多くないんですけど"基本的な演技"を要求されている役だと感じました。例えば、ちょっとした表情の違いや、体の微妙な動かし方とか。決して高度な演技が必要な役ではないんですけど、ワンシーンごとのつながりを常に考えて、"ここはこの表情""この動きでいいんだ"と確認しながら演じたので、疲れました。

□『八つ墓村』に帰っていく辰弥。遺産が手に入るという、ちょっとうらやましい感じですが、殺人事件に巻き込まれてしまいます。この辰也の心境は?
■ほんとに、何しに"八つ墓村"に帰ったんだろう? と、思ってしまいますよね(笑)。帰った途端に一人の人間が殺されてしまって、さらに次に…と。そして"あいつが帰ってきたからだ"と、犯人扱いされてしまいます。つまり、辰弥自身はあずかり知らないけれども、彼の周辺で事件が起こる。辰弥にとっては、恐ろしくて"どういうこと?"という感じでしょうけど、演じている僕としては楽しんでいます。事件が起きると"なんだなんだ?"と首を突っ込んで、また別のことが起きると、そっちに行って…。客観的に見ると、怖い話ですけど、ある意味、辰弥は面白いキャラクターですね。

□金田一耕助を演じている稲垣吾郎さんはいかがですか?
■素晴らしいと思います。見ていてすんなりと物語の世界に引き込んでしまうお芝居をなさいますし、存在感もあります。立っているだけで、美しい方…美しい金田一を作り上げられています。

[前へ|次へ]

0.もどる

(C)フジテレビジョン