『ハッピーバースデー』
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■具体的な質問もネット参加のお母様たちより寄せられました
会場では、子どもたちは様々なシグナルを発信しているという話題になると、ネット参加をしていたお母様から、
「子どもが給食を食べない」「どの程度になったら相談したらいいのでしょう」という質問が寄せられました。
両先生は程度がわからないと具体的なアドバイスはできませんが、と語られつつ子どもが発信するシグナルについて以下のようなアドバイスが青木先生よりありました。
「ちょっとでも気になったら、わかろうとしてあげてください。「うん。うん。」と聞いてあげるんです。一番信頼している親が、自分の悩みを理解してくれていると思うと、子供の情緒は安定します。安定する前に否定してしまうと、わかってくれてないと思って、ますますマイナスになってします。
わかってあげた上で、「私はこう思うよ」と伝えてあげれば良いのです。」と。
吉富先生からも「アンテナを張る必要はあるけれど、こどもの失敗を認められるような心の広さや安心感を子どもに与えられることが大事なんじゃないかと思います。」
日々、子どもが立ち向かっている現実、親が対峙している問題に向き合っているお二人ならではの解答の数々に会場の皆さんも深くうなずくことあり、涙ぐむ一幕もあり、とひじょうに心揺るがされるひとときとなったようです。
シンポジウムを終了するに当たり、
吉富先生は「子どもは愛を注がれて育ちます。自分の子どもだけでなく、地域の子、世界の子が愛を欲していますのでぜひ愛を注いで下さい。」と強く訴えておられました。
また、青木先生も「子どもたちの心の叫びをわかろうとしようよ、そのためには聞こうよ。感情も受け入れようよ。親子関係のベースのところにこれが必要だな」とメッセージを贈られました。
シンポジウム終了後、ネット参加して下さったお母様から以下のようなご意見が届いていましたのでご紹介したいと思います。
「子供たちを救うためには、一番傍で接するお母さんお父さんをまず救うのが早いと思います。こうしたシンポジウムは、何かしらご自身の子育てに不安がある方が耳に目にとらえてやってくると思います。どうか、その「本当はとても罪悪感にさいなまれている」お母さんたち自身をみんなで愛してほしいのです。お母さんの子供を抱く力は、どれだけお母さんが抱きしめられているかの力に比例します。愛されている、そう感じているとき私たちは、他の人をあしらったり、邪険にはしないものです。」という切実な訴えをいただきました。
子どもたちだけでなく、子どもを育てる親の皆さんのことも一緒に、世の中皆で温かく支えていける、そんな社会にするにはどうしたらよいのでしょう。
今回のドラマ「ハッピーバースデー」が子育て真っ最中の方々だけでなく、全ての人たちに、皆が支え合う社会、温かい絆で結ばれる人間関係を築いていくことなどを考えるきっかけとなればと願うばかりです。
シンポジウムのご感想、ご意見のある方ぜひホームページへぞくぞくご投稿下さい。お待ちしております。
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