『ハッピーバースデー』
トピックス

■子供を愛せないと思ったことがある母親は4人に1人
今回のシンポジウムを行うに当たり、事前に「妊娠・出産・育児情報サイト・ベビカム」を通じ、約600名の育児真っ最中のお母さんたちにアンケート調査を実施しました。
質問内容は以下の5つ。

質問(1)については、かわいくないと思ったことがある、たまにあるが6割以上、質問(2)愛してない、愛せないと思ったことがある、たまにあるという方は、4人に1人もいる、ということが明らかになりました。
アンケートへいただいた具体解答の中には、
「最近は、妙にベタベタされたり金魚のフンみたいに付きまとわれる事。」が嫌というお母さんの正直な意見もありました。
「小4で、かなり一人前の事も言うし対等に話しを出来、同性の友人の様な感じなのにベタベタするのが自分として違和感を感じます。それにつけて女特有のややこしい部分も出てきて、うっとうしいと思う事も多々あります。」ということなのです。
愛せないという声が決して少数派ではないという実態を受けて、青木先生や吉富先生は、親に限らず子どもが信頼できる大人が一人でも存在することが大切、と語っておられました。

質問(3)自分の親に言われた(された)嫌だったことを子どもにしてしまうことはありますか。 ある、たまにある という解答が3割ほどありました。
事前アンケートに寄せられた具体的回答には、
○「嫌な子やな」といってしまう。
○母が厳しい人で怒られた記憶ばかりがあります。体罰もかなりありました。ほめられた記憶よりも叱られた記憶ばかりで、今でも母親が苦手です。上の子供のときと同じようなことはすまいとおもっていましたがやはり同じように怒ってばかり。自分でも嫌になることがあります。
といった回答が寄せられました。

さらに、ドラマの設定と同じように、
質問(4)子どものせいで自分のキャリアや人生設計を邪魔されたと思うことがありますか。というアンケート調査も行いました。
ある、たまにあるが全体の1/4程26%程の方々がある、たまにあると考えています。
具体的な回答として、ネットでの参加者の方より、
「専門職です。すごく我儘な気持ちだとは思うのですが、子供を持たず、ずっと働き続けて来ている学生時代からの友人(同業種)と比べると、出産→子育てと、プロフェッショナルの道とはかなり外れてしまい、もう戻れない自分を悲しく思います。責任を持ってしっかり仕事をしようと思うと家庭を顧みない生活になるしかなく、それをしてしまうと子供・家庭生活は崩壊するのは確実です。だからと言って子供が居なかったらっていう考えもなく、しょうが無いのかななんて思います。」
といった心からの訴えもありました。

さらに、吉富先生からぜひ聞いてほしいというご要望をいただいた質問を皆さんに追加調査しました。
質問(5)子育ての悩みを相談できる人はいますか。
相談できる人はいるという答えが6割以上ながら、その相談相手に多いのはパートナーだけにパートナーにまつわる相談をする相手はいない、深い内容の相談はできないといった声が集まりました。
ネット参加のお母様たちからも、
簡単な相談はママ友にできるけれど、深い悩みになるとどんな風に広まってしまうかも不安でママ友には相談できない。
と言った声が寄せられました。

もどる
ハッピーバースデーTOP
ニッポン人の忘れものTOP
0.フジテレビ TOP

(C)フジテレビジョン