-- 徳川綱吉 --
イヌと呼ばれた男
インタビュー
■大石内蔵助
┗堤 真一
[Q4]この作品のみどころは?
[A]立場によって視点や価値観が違うことがすごくよくわかる。今まで赤穂浪士が正義であり、悲劇のヒーローのように描かれてきましたが、目からウロコの作品ですね。
美談として残っている忠臣蔵の物語ですが、その戦いは本当に必要なのか、それが本当に正義なのか考えるのは大事だと思います。綱吉は、それが本当に正義なのかと考え、遺恨を残す復讐劇の繰り返しをやめさせたわけです。赤穂浪士は切腹することで、遺恨を残さず最終的に全てを断ち切るのですが、今でもなかなか理解されないのではないでしょうか。いわゆる時代劇の王道を行く感じはしませんが、監督の演出も、時代劇時代劇せずに撮影していますし、時代劇の作法にこだわらずにやったのがすごくいいですね。歴史はこうだったと歴史学者は言うかもしれませんが、誰も実際見たわけではないので、こういう視点があってもいいと思います。見やすい作品になるのでは。
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