#248 須坂・小布施
2008年7月22日O.A
■近世の正倉院〜田中本家物語〜(須坂・小布施編)
北信を代表する城下町・須坂。養蚕で栄え、数々の蔵が残るこの街は近世以降の繁栄ぶりを随所に残しています。そんな須坂を代表するのが田中本家博物館。
田中家は須坂藩を代表した豪商。昔の灯りである「菜種油」を中心に煙草や穀物など生活品を扱い、富を成していったといいます。そんな豪商の家訓は「ものを大切にすること」であったために、陶磁器、漆器、着物、書画、古文書等の5万点の品々がいつ誰が使ったかに関する記録と共に保管されています。ゆえに近世の人々の生活を知ることができる貴重な資料の宝庫となっているのです。そんな田中本家博物館は歴史的価値から「近世の正倉院」と呼ばれています。
この館を訪れて、江戸時代の豪商の生活ぶりを五感で楽しんでみてはいかがですか。
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