#234 山梨県 甲州(2)
2008年4月15日O.A

ワインの郷のルネッサンス

日本一のワインの産地・勝沼。21世紀を迎えたワインの郷に新たなるムーブメントが起こりつつあります。それは在来種・甲州ブドウへの再評価。もともと甲州ブドウを使った白ワインは、香りが少ない、味が薄いと評判は芳しいものではありませんでした。しかし地元のワイナリーの人々は日本在来種の可能性にかけてみたのです。
まずDNA鑑定してみたところ欧州の高級ワインで使う品種と同系統であることが判明。その事実をもとに栽培法、醸造法を改良してみたところ、芳醇な香りときびきびした味わいを持つワインが誕生したのです。そんな甲州ブドウの白ワインを高く評価したのが世界的ワイン評論家ロバート・パーカー。05年に勝沼を訪れた際にテイスティングして世界市場に通用する可能性のある日本のワインだと絶賛したのです。以降海外への甲州ワイン輸出も盛んになったのです。
この郷を訪れて日本ワインが秘めた無限の可能性を感じてみてはいかがですか。

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