#228 千葉県 富津
2008年3月4日O.A
■春の訪れは旬の訪れ
江戸っ子たちがこよなく愛したものといえば江戸前の海の幸。ちなみに江戸前とは富津岬と観音岬の間を南端とする海域を指す言葉だそうです。そして富津近海で取れるアナゴやノリは寿司や天ぷらの食材として今も珍重されています。そんな江戸前の幸を扱う海の男たちは、旬を見極めるため、自然の変化を仔細に観察していました。彼らが口伝していたことの一つ。それが「山に新芽が出ると、貝は身が太っておいしくなる」ということ。事実、小糸川等から流れ込む栄養分が増えるのかアサリ、トリガイ、アオヤギなどといった貝類が旬を迎えるそうです。この地を訪れて新芽が告げし春の幸を味わってみてはいかがですか。
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