#221 福島県 郡山
2008年1月15日O.A

安積疎水〜ファン・ドールン物語〜

福島県の経済中心地・郡山。明治以前この地は水に恵まれず、未開の原野が広がっていました。そんな郡山の発展に大きく貢献したのが猪苗代湖の水を安積平野に運ぶ疎水の完成。この疎水の設計に尽力したのがオランダ人技師ファン・ドールンでした。そんなドールンの功績を郡山の人々は忘れることはありませんでした。ゆえに100年後の1970年代、ドールンの墓がオランダで無縁仏同然になっていることを知り、基金を募り立派な墓を立てたのです。この郡山の人々の義理堅さに感動したのが、ドールンの生地・ブルメンの人々。わが街に日本の発展に貢献した人がいたこと及び100年前の恩義を忘れない人々がいることを知り、大変興味を示したそうです。そして郡山とブルメンの交流が始まったのです。ドールンの手がけた疎水は二つの国々の人々の心もつなげたのです。

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