#216 宮城県 仙台
2007年12月4日O.A

世界が認めた玉虫塗

ミラノで注目を集める漆器職人・木村浩一郎、アバンギャルド建築の雄・阿部仁史等が拠点を置くデザインの街・仙台。特に定禅寺通は現代建築「せんだいメディアテーク」の存在もあり、デザインの世界で熱く注目を集めています。そんな仙台は、日本における近代デザイン発祥の地でもあります。1928年(昭和3年)に、国井喜太郎(くいいきたろう)が日本初の産業デザイン研究所・工芸指導所を仙台に開設。ドイツのブルーノ・タウト、フランスのシャルロット・ペリアン等を招き、数々の日本を代表するプロダクトデザイナーを育て上げました。そして世界に通じる家具、工芸品を作り続けたのです。そんな中で誕生し、今も仙台の名産となっているのが玉虫塗(たまむしぬり)。日本的感性を忍ばせた、この漆器は海外でも評価されたそうです。そんな仙台は、今もデザインのフロントラインであり続けているのです。

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