#203 青森県十和田
2007年8月21日O.A
十和田に残る日本の風景
グルマン、釣り師としても知られる作家・開高健。彼は、昭和41年(1966)、東北で行われた講演会の折に、十和田湖を初めて訪れました。そして、大いなる鏡を思わす十和田湖の姿に魅了されたそうです。それゆえこの後も、十和田湖を訪れたそうです。それゆえ、後に発表された小説「新しい天体」の中で、下記のような言葉を残しています。それは…「まだ日本があった。ここにはまだのこっていた。山も、水も、夜も、残っていた。かろうじて、けれど、けなげに、踏みとどまっていた」開高健が、そう賛辞を述べた十和田湖は、今も旅人に深い感動を与え続けています。
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