#188 栃木県日光
2007年5月8日O.A
大統領が蘇らせた聖地 〜グラントと日光山〜
世界遺産に認定された関東の聖地・日光山。しかし、明治維新後は、朝敵の霊廟ということで荒廃の一途を辿っていました。
そんな状況に心を痛めた人物がユリシーズ・グラント元米国大統領。グラントは、大統領職を辞した後、世界一周旅行に出かけ、1879年(明治12)、日光を訪れたのです。
その際、グラントは日光山の美観を称賛し、殿堂の保護を提唱。これをきっかけに、「保晃会」という日光の社寺を保護する団体が結成され、修復が進展、日光山の美景が守られたといいます。
江戸時代から続く、日本の聖地・日光。今もなお、その輝きは衰えず、訪れる人々を楽しませているのです。
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