#182 山梨県大月
2007年3月20日O.A

  • 巨匠を驚嘆させた美景 〜歌川広重と猿橋〜


  • 日本三大奇矯の一つと知られる「猿橋」。桂川渓谷にかかるこの橋は、猿の群れが手を取り合って渡る様にヒントを得て作られたと言われています。そんな猿橋の絶景に、心奪われた人物が江戸時代を代表する浮世絵師・歌川広重。『東海道五十三次』をはじめとし、数々の作品を残した絵師です。
    広重は旅日記に「十歩二十歩行く間に変わる絶景、言語にたえたり、拙筆に映しがたし」と記しています。数年後、その感動をもとに『甲陽猿橋の図』を制作し、今も尚、その美しさを後世に伝えつづけているのです。

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