#180 山梨県甲府
2007年3月6日O.A
黄金郷・甲斐の国 〜甲州金の誕生〜
17世紀初頭には、世界屈指の鉱山国として知られた日本。その歴史に欠かせない人物といえば、甲斐の英雄・武田信玄です。名君・信玄治世の甲斐の国で、日本の鉱山技術に大きな革命が起きました。それは従来の砂金採掘と異なり、鉱石から金を掘り出す「山金採掘」を始めたこと。産出量向上につながったこの鉱法は、甲斐の繁栄に大きく貢献。ゆえに日本で最初の金貨『甲州金』が作られたのもここ甲斐の国だったのです。ちなみに甲府の街は、現在日本一を誇る宝飾品の産地。その理由は、黄金郷を築いた先人から継承された美意識が息づいているからなのかもしれません。
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