#162 青森県白神山地
2006年10月24日O.A
天下の奇観〜十二湖〜
夏は緑が鮮やかで、秋は紅葉が美しい大小33の湖沼を有する十二湖。
俳人で500余りの紀行文を残している大町桂月がこの地を訪れました。
大正11年11月、桂月は旅でこの地に訪れ、2日間に渡り海岸美や紅葉を堪能。その中でも桂月が感動したというのが、十二湖なのです。
紀行文の数々を残した大町桂月にして、この風景を「日暮しの山眺望、湖沼(こしょう)郡の幽邃(ゆうすい)、紅葉の残粧(ざんしょう)など、十二湖は天下の一奇観である」と讃美し、<山の中 三十三湖 紅葉かな>という俳句を残しました。
大町桂月を魅了した美景・十二湖。
今も変わることなく、訪れた人を四季折々の表情で楽しませてくれています。
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