#161 新潟県村上市
2006年10月17日O.A
こだわりが息づく町
江戸時代から城下町として栄えてきた村上。そんな村上の魅力をより一層高めてきたのが、町の人々の様々な「こだわり」。
その中のひとつが「町屋」です。
茶の間・通り土間・中庭― この3つを揃えたものが「町屋」と呼ばれていますが、町屋は、家の間口の広さによって税金が決められており、税金を抑えるために「うなぎの寝床」状の細長い町屋が多数を占めていたとのこと。また、村上大工と呼ばれた高い技量を持った大工たちが、吹き抜けの天窓を設けたり、箱階段の細工にこだわったりすることを通し、快適かつ美しい町屋を築き上げてきたのです。
この他にも、この町の「おもてなし」には、独特のこだわりがあるとのこと。
お客様には、亭主自身がお茶をだし、お茶は一杯ではなくて少なくとも二杯以上出す…と、おもてなしにもこだわりが見られます。そのこだわりは、現在にも受け継がれ、この町を訪れる旅人に喜ばれています。
こだわりに満ちた町・村上。今日も旅人の目と心を楽しませ続けています。
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(C)フジテレビジョン