#156 福島県会津若松
2006年9月5日O.A
松平と御薬園
名花、名木に満ち溢れた会津藩主の庭園「御薬園」。この庭園は、風流の為だけでなく、もう一つの重大な役割を担い続けていました。
それは、貧しい農民を疫病から救うため、薬草の栽培法を研究するということ。
会津藩2代藩主・松平正経の政策の一環で「御薬園」から生まれたのが会津の名産品・朝鮮人参。高品質で薬効の高い会津朝鮮人参は、清国へ輸出されるほどの出来だったとのこと。それゆえ、「御薬園」は医療のみならず経済の面でも会津の地に貢献したそうです。
そんな御薬園では、今日でも約400種類以上の薬草が栽培されており、賢君の遺徳を伝えています。
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