#139 福井県 三国
2006年5月9日放送

  • 絶景のパイオニア〜石森次太郎と東尋坊〜

  • 断崖絶壁と日本海の荒波が織り成す絶景の地・東尋坊。悪僧の怨霊がとどまっているという伝説があったゆえか、大正のはじめまでは誰もこの崖を訪れなかったそうです。
    そんな時代に、この崖の美しさを見出し、人々に伝えようとした人物が、石森次太郎です。大正4年、次太郎は自ら道を切り開き、東尋坊に茶屋を開きました。
    当初は、年間300人ほどしか客は訪れなかったそうです。しかし次太郎は、粘り強く東尋坊を訪れる客をもてなし続けました。
    その甲斐あって、今日では、年間100万人の観光客が訪れる、福井県屈指の観光スポットになりました。
    そんな情熱溢れる男が、築きあげた観光地・東尋坊は、今日でも訪れる人々に感動を与え続けているのです。

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    (C)フジテレビジョン