#131 静岡県伊東市
2006年3月14日放送
美しすぎて…〜川奈ﾎﾃﾙｺﾞﾙﾌ場物語〜
米国の権威あるｺﾞﾙﾌ誌より､世界を代表する名ｺﾞﾙﾌﾘｿﾞｰﾄの証としてｺﾞｰﾙﾄﾞﾒﾀﾞﾙを授与され､伝統あるﾌｼﾞｻﾝｹｲｸﾗｼｯｸの会場としても､広く知られている川奈ﾎﾃﾙ｡
この美しきｺﾞﾙﾌ場を築いた人物が､英国人ﾁｬｰﾙｽﾞ･ｱﾘｽﾝ｡日本のｺﾞﾙﾌ文化発展のために尽力したｺﾞﾙﾌｺｰｽ設計家です｡
彼は大倉喜七郎男爵の依頼で､川奈の地で､ｺﾞﾙﾌｺｰｽを築くことになりました｡
このｺｰｽ設計に､ｱﾘｽﾝは思わぬ障害に悩まされてしまいます｡それは､富士を望み､相模灘を一望できるこの絶景が､あまりに美しすぎたことです｡彼は､感動のあまり､最初の三日間は全く仕事が手につかなかったそうです｡
ようやく立ち直ったｱﾘｽﾝは､日本美に満ちた海岸に､ほんのり英国的ﾃｲｽﾄをつけたｼｰｻｲﾄﾞｺｰｽを作り上げました｡
そんな起源を持つ川奈のｺﾞﾙﾌ場は歴代首相を始めとする多くの客人を､今も楽しませ続けているのです｡
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