#129 静岡県河津町
2006年2月28日放送
10年分の想い〜河津桜の起源〜
伊豆を代表する名桜・河津桜。大きなピンク色の花を一ヶ月以上咲かせる、この地独自の桜を見つけたのが、河津町の飯田勝美さんです。
昭和30年(1955)の2月に、芽吹いている桜の若木を発見。その若木を大事に持ち帰り、庭先に植え、大切に育て続けたそうです。
すると約10年後、ピンク色の美しい花が咲いたのです。そして、それを見届け、飯田さんはこの世を去りました。
以後、調査の結果、この桜は河津独自の貴重な種の桜だと明らかになりました。
それゆえ町の人々は、飯田さんの想いがつまった河津桜を大切に保護。そして苗木を増やし続けたのです。
こうして生まれたのが河津川沿いに、冬の終わりをつげる、ピンク色の桜並木が生まれたのです。
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