#128 千葉県佐原市
2006年2月21日放送

  • 日本地図の父・伊能忠敬

  • 利根川水運の要衝として栄えた商都・佐原。この町で名主として活躍した人物が、伊能忠敬です。
    彼は飢饉の危機から人々を守り、利根川治水の工事を行うなど佐原のために大きく貢献しました。

    名主として名を馳せた彼は、49歳のときに隠居し、前人未到の事業に乗り出します。
    それは実測により、正確性の高い日本地図を作り上げるというものでした。地球一周分(約3万5千キロ)に値する距離を歩き、彼が作り上げた地図。その精度の高さは、幕末に英国より訪れた測量隊をも唸らせました。伊能の地図があれば調べる必要がない。
    そう判断し、測量を中止した程の出来映えだったそうです。

    この町を訪れれば、町のため、自分の好奇心のため、二生を全うした男の、心意気を感じ取れるはずです。

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