#127 千葉県九十九里
2006年2月14日放送
龍之介が残した愛の言葉
「羅生門」「蜘蛛の糸」といった数々の名作で知られる文豪・芥川龍之介。
彼が保養のため、しばしば訪れたのが九十九里の南端・一宮でした。
彼がこの地の旅館「一宮館」で記した重要な作品。それが恋人・塚本文へ宛てたプロポーズの手紙でした。
その文面は「貰ひたい理由はたったひとつあるきりです。そうしてその理由は僕は文ちゃんが好きだと云う事です。勿論昔から好きでした。今でも好きです。」というシンプルで、心に響く言葉。
虚飾なき、龍之介の純粋な恋文は、文の心を打ち二人は見事に結ばれたのです。
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