#126 千葉県佐倉市
2006年2月7日放送
心優しき竜の物語
古より、佐倉の地を潤し続けた印旛沼。この沼の主として、人々を救った竜の物語が、今も伝えられています。
はるか昔、この地は、大日照りに見舞われました。稲をはじめとする作物も枯れ始め、食料は枯渇。この地の人々は座して死を待つだけという苦境に追い込まれました。
そのとき人々を守るため、立ち上がったのが沼の主である竜でした。この竜は、優しき心の持ち主。日頃から、姿を人間にかえて、この地の人々と交流を重ねてきました。
それゆえ天に背くことになろうとも、人々の命を救おうと決意したのです。
天に昇った竜は、わが身を捧げて、雨を降らせることに成功。大日照りから人々を救ったのです。以降、この地の人々は、竜の優しさを、後世に語り継ぐようになったのです。
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