#120 秋田県湯沢市
2005年12月20日放送
小町の恋
平安時代の女流歌人・小野小町。都での生活に疲れ、小町はふるさとに帰り、静かに生活を送っていました。
そんな小町を追いかけて都からやってきたのが深草少将(ふかくさしょうしょう)でした。
しかし当時、病にかかり、容色衰えていた小町は、回復までの時間稼ぎのために100日かけて100本の花を土手に植えてからならば、会ってもよいと少将に約束しました。
そして100日目、あと1本で小町に会えると急いだ少将は川に転落。帰らぬ人となってしまいました。この事実を知った小町は悲しみに打ちひしがれました。
そんな小町は、深草少将を思い、弔いのために余生を尽くす事を決めたのです。
それが絶世の美女と呼ばれた小町の、生涯最後の恋になったのでした。
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