#116 秋田県小坂町
2005年11月22日放送

  • 鉱山王が見た夢 〜久原房之助伝〜

  • かつて小坂鉱山は日本一の銀山と謳われていました。しかし明治に入ってから銀は枯渇。閉山の危機に陥り、町の人々は路頭に迷う寸前でした。
    この苦境を救ったのが、実業家・久原房之助でした。久原は銅、鉛等が混ざった複雑鉱から銅を抽出する技術の開発に没頭。苦心の末にその方法を発見して、小坂鉱山を日本最大級の銅山として復活させたのです。
    この実績が認められた久原はある計画を立てました。それが小坂鉱山ユートピア計画です。すなわち、小坂鉱山で働く従業員、皆の環境を良くする事でした。
    そんな久原の計画は、小坂の地に鉄道、病院、そして娯楽施設「康楽館」等という、小坂鉱山で働く人たちにとって過ごしやすい環境、施設を整えていったのです。
    そんな久原の思いが詰まった康楽館は、日本最古の木造芝居小屋として、今も尚、人々を楽しませ続けています。

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    (C)フジテレビジョン