#113 青森県奥入瀬
2005年11月1日放送

  • 神は渓流に宿る 〜岡本太郎と奥入瀬〜

  • 太陽の塔などの作品で知られる芸術家・岡本太郎。「芸術は爆発だ」を信条とした鬼才の活躍は、20世紀の芸術に大きな足跡を残しました。
    そんな岡本太郎の最後の作品は、奥入瀬の渓流から得たひらめきによって、生み出されました。一つとして同じ形のない水しぶきを永遠に生成し続ける奥入瀬の渓流。刹那の中に永遠を秘めたその様を8人の妖精が舞う姿として表現したそうです。

    そして岡本太郎は、この作品を「河神」と名づけました。鬼才が奥入瀬で感じた神を現したこの作品。

    これを見て感じ、再び奥入瀬の渓流を見つめたとき、よりいっそうその渓流が秘めた美を感じ取れるはずです。

    [0]もどる

    (C)フジテレビジョン