#107 岩手県玉山村
2005年9月13日放送

  • 詩人誕生〜啄木の由来〜

  • 「一握の砂」等の詩集で知られる国民詩人・石川啄木。その誕生の地が、渋民だったのです。石川少年は、盛岡中学を中途退学し、文学の道を志して上京するも失敗。夢破れ、病の身となって渋民に帰郷しました。そんな石川少年を支えたのが家族や、後に妻となる恋人・節子でした。

    皆の暖かい励ましと、子供の頃から慣れ親しんだ、渋民の自然によって石川少年は、再び詩人としての精神を取り戻したのです。そして渋民の自然に感化され発表したのが、物質文明に侵されていく社会を、警告する詩「啄木鳥」でした。
    その頃から自らを「啄木」と名乗るようになりました。まさにこの地・渋民は、詩人・啄木誕生の地なのです。

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