#99 福島県下郷町
2005年7月19日放送
天佑の宿〜高倉宮伝説〜
平安時代末期、反平家の旗をいち早く挙げたのが後白河天皇の第2皇子、高倉宮以仁王(たかくらのみやもちひとおう)。しかし宇治川の合戦で敗北し、その後高倉宮が逃亡中に立ち寄った宿場町・山本村。ここで高倉宮は敵兵に追いつめらましたが、急に大風が吹き荒れ、さらに火の粉が降り、敵兵を蹴散らしたのです。この不思議な現象により、高倉宮は危機を逃れる事が出来ました。
その奇跡に感謝した高倉宮が、この里は自分の住んでいた都の風情に良く似ているということで、この地に対して、天皇の住まう場所を意味する「大内」の名を授けました。これに喜び感謝した町の人々は、高倉宮を祭る神社・高倉神社を建立し、今でもこの町を訪れる人々を今も守り続けているそうです。
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