#91 新潟県出雲崎
2005年5月24日放送
純なる交歓〜良寛と貞心尼〜
江戸時代後期の禅僧・詩人・歌人。生涯寺を構えず、無一文に徹し、清貧の思想を貫き、また自然を愛し、子供達を慈しみ多くの逸話を残した良寛。そんな彼の晩年を彩った一人の尼僧がいた。その名は貞心尼。長岡で生まれた彼女の美貌は町の話題をさらいました。貞心尼は17歳で、地元の医師と結婚しましたが、子に恵まれず離縁。その後、仏門に入った彼女は、30歳の時に良寛(70歳)と出会いました。
しかし、恋が許されぬ仏門に生きる2人は、お互いの気持ちを詩で表し、また詩歌の弟子としての交流を重ねていきました。そんな貞心尼の純粋な想いは「蓮の露」という作品に残されています。
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