#84 新潟県佐渡市
2005年3月2日放送

  • 世阿弥伝説「正法寺」

  • かつての佐渡には200を超える能舞台があったとされ、今でも島内には30余りの能舞台が残り、人口に対する能舞台の数としては日本一である佐渡島。能が盛んであるこの地には、能聖と呼ばれた世阿弥が暮らしていた。世阿弥は永享6年(1434年)将軍・足利義教の怒りをかったとされ72歳で佐渡に流された。そして、この地で隠棲の日々を過ごしていたのである。だが、ある日世阿弥が日照りに苦しむ農民の為に、雨乞いの面をつけて、能を舞ったところ恵みの雨が降ったという伝説がある。以後、この地で能楽は願い事をかなえる神事として認知されるようになったという。

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