#71 秋田県角館町
2004年12月14日放送
童心の都
母方の実家、佐竹家の都合により、9歳にして佐竹北家を継ぐことになった京都出身の少年・義隣(よしちか)。彼は、それまで公家の子息として穏やかに暮らしていた。だが家督を継いで以降は激動の毎日。都を遠く離れた秋田の地で、日々政務に励むこととなった。そんな義隣が角館を治めることになったのは、37歳のとき。この時、義隣が心に決めたのは、角館をふるさと京都に模した町に造り変えることであった。着工以後、京都の面影を濃くしていく角館の町を望む時、義隣の心によぎったのは、無邪気に過ごせた都での少年時代であったのかもしれない。
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