#67 宮城県古川市
2004年11月16日放送

  • おだえ姫伝説

  • 嵯峨天皇の御代、おだえ姫が皇后の妬みにあい、陸奥の古川に左遷された。帝はおだえ姫との別れを惜しみ、勅使を向けることを約束するが、その後何年経っても帝の使いはなかった。おだえ姫は固かった契りも今は叶わぬものと想いながらも、毎日緒絶川の畔に出ては、嵯峨天皇の迎えを待ち続けながらこの地・古川で生涯を終ったという。この物語にちなんで、この橋を「緒絶橋」というようになり、悲恋の象徴として平安時代に枕詞としてよく使用されたという。

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