#66 宮城県鳴子温泉
2004年11月9日放送
鳴子の由来
昔、兄の源頼朝に追われ、東北へ逃れた義経一行が平泉へ下る途中の話。
身重だった義経の妻(静御前)が産気づき、弁慶が産婆役をして亀若丸(男)を出産。この敵の領地で赤子が泣かぬように、弁慶はそっと優しくあやしては泣かさぬように努めた。やがて中山宿を経て尿前へと入り、義経一行は安堵から、川原の温泉で初めて産湯をつかったところ、亀若丸がそこで初泣きしたという。
里人はこれから「鳴き子の湯」「鳴き子の里」などと呼び、やがて「鳴子」と言われるようになったという。そのせいか、「鳴子こけし」という、子供をあやす玩具がこの里に広まり、今では全国的に有名なものとなっている。
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