#60 青森県大間町
2004年9月21日放送
ろうそく岩
イカ漁で知られる風間浦村。この地に昔、五郎八という漁師がいた。借金を背負っている五郎八は嵐にも関わらず出漁。高波にもまれ遭難寸前に陥った。五郎八の妻ハナと息子・海太郎は焚き火を持って山へ登り、この火を目印に帰ってきてほしいと願った。だが嵐により焚き火も吹き飛ばされ万策尽きた状況となった。その時、海太郎は「海の神様! 助けてくれ!」と叫んだ。その瞬間、大岩のてっぺんがろうそくのように明るく光り始めた。この奇跡により、五郎八は無事帰還することに成功したという。以後、この岩は立石大明神と呼ばれ、崇め奉られているという。
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