#56 群馬県 谷川岳
2004年8月24日放送
才蔵とおたつ
昔､水上に才蔵とおたつという夫婦がいました｡2人は互いを深く愛しており､幸せな暮らしが続いていました｡
しかし､ある日､おたつが高熱を出し顔が醜く爛れてしまったのです｡才蔵に嫌われると思ったおたつは､恐ろしいことが起こるからと誰も近寄らない洞窟に身を隠したのです｡しかし､才蔵は死に物狂いでおたつを探し､危険を顧みず洞窟に入りおたつを発見､以前の様に抱きしめ､元の家へと連れ帰ったのです｡才蔵は､容姿ではなく､おたつの本当のうつくしさ…心の美しさに惹かれていたのです｡
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