#55 群馬県 前橋
2004年8月17日放送
萩原朔太郎の初恋
口語自由詩を確立し、近代詩史に大きな足跡を残した萩原朔太郎。彼にはせつない初恋のエピソードがありました。朔太郎は中学時代、妹の同級生エレナ(洗礼名)に恋をしました。しかし初めての恋ゆえ、気持ちを伝える方法を知りません。やがて、朔太郎の焦がれる気持ちを知らぬままエレナは嫁いでいきます。それでも、想いを絶つことが出来ない朔太郎は想いを『空色の花』という一冊の詩集に込めました。しかしその詩集を渡すことが出来ないまま朔太郎の初恋は終わってしまったのです。
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