#256 白石・蔵王
2008年9月16日O.A
■蔵王連峰が育んだ白麺(白石・蔵王編)
蔵王連峰の麓に位置する城下町・白石。錦鯉が泳ぐ澤端川の水面は旅人の心を和ませ続けています。そんな白石も江戸時代に入るまでは田畑の開発も難しく、人々の生活も貧しかったそうです。そんな白石の人々が豊かになるために活用したのが蔵王連峰の澄んだ伏流水でした。この水を生かし、白石の名物になったものに温麺(うーめん)があります。
約300年前に白石の宿場取締りであった鈴木味右エ門が胃病で床に伏した時に長男の久左衛門が消化のいい麺製法を旅の僧に教わり作ったのが始まりと言われています。
この親孝行の話が時の殿様に献上したところ、みちのくの人の温かい思いやりを賞で「温麺」と名付けられ、全国に広がっていったのです。
親孝行が生んだ白石のやさしい味に触れてみてはいかがですか。
[0]もどる
(C)フジテレビジョン