◎インタビュアーの目
なんか、初々しいインタビューだった。フジテレビの広報によれば、ワールドグランプリでは「イチオシ」の選手なのだそうだ。確かに笑顔がかわゆい。二重まぶたが下がり、頬にはエクボができる。でも、むろん、容姿だけではない。実力もある。なんたってスピードとパワーを併せ持つサウスポーなのだ。
巷では『大林二世』との評を聞く。大林素子さんの再来というわけだ。でも本人は謙虚だ。照れる。「言われて、プレッシャーとかよりも、申し訳ないという感じです。この間、ある人に聞いたら、大林二世って多いらしくて、わたしは八世だそうです。はははは」
コートでは新人の如く、遮二無二、球を追う。いつまでもレシーブ練習を繰り返す。監督のアドバイスを聞く時も、ひたすら何かをつかみとろうとする。―それが明日の『変化』へとつながっていくのである。
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