インタビュー・文/松瀬学

2003年に全日本女子バレーボールチームの監督に柳本晶一監督が就任し、2004年の「バレーボール世界最終予選」を一位通過し、2大会ぶりの五輪出場を果たした。アテネ五輪で五位に終わった全日本女子が、2008年の北京五輪に向けて、初めて経験する国際大会が、今年の夏の「女子バレーボール ワールドグランプリ2005」。今回で13回目を迎え、世界ランキング上位12カ国が東京をはじめ、アジア各国の主要9都市で予選ラウンドを戦い、上位6チームが決勝ラウンドに進出する。全日本女子は6月24日から東京、韓国、タイの3カ国で開催される予選ラウンドを戦い、7月13日〜18日まで、仙台で行われる決勝大会に挑む。
今年の春、高校を卒業し、東レに所属。天性のバレーセンスとホンワカした雰囲気が魅力の木村沙織選手にワールドグランプリ2005に挑む抱負を聞いた。(2005年4月5日 東京・国立スポーツ科学センターにて)

フジテレビ系列では、「女子バレーボール ワールドグランプリ2005」の日本戦全試合をゴールデンタイム中心に独占中継する。(全国ネット)
M:新たな旅立ちである。春、東京・下北沢成徳高を卒業し、東レに進んだ。卒業式はどうでした。泣きませんでしたか。
K:そんなぁ、泣かないですよ。友達と一緒に、泣いている子を笑っていました。“なんで泣いてんの"って。ははは。卒業式は面白かった。高校では学校の行事にほとんど参加できなかった。体育祭もほとんど駄目で、修学旅行にも行けなかった。代わりにオリンピックやワールドカップでプレーしていました。でもその時、友達からメールがくるじゃないですか。その友情を大事にしていきたいです。
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